【なぜ春は眠くなる?】春バテの正体と眠気を引き起こす“自律神経とホルモン”の話
春になると、なぜ眠い?“春バテ”とは
春になると「なんだか眠い」「やる気が出ない」「ずっとだるい」などの不調を感じる方が増えます。この状態、実は“春バテ”かもしれません。
春バテとは
寒暖差・気圧の変化・生活リズムの乱れなどが重なって起こる、心身の疲労や自律神経の不調による症状の総称。特に「眠気」や「集中力の低下」を訴える人が多いのは、春ならではの生理的要因が複雑に絡んでいるからです。
眠気の正体は“メラトニンとセロトニン”のアンバランス
眠気に深く関係するのが、**「メラトニン」と「セロトニン」**という2つのホルモンです。
メラトニン: 夜に分泌される「睡眠ホルモン」。暗くなると増え、眠気を引き起こします。
セロトニン: 朝に光を浴びると分泌される「覚醒ホルモン」。心と体を活動モードに導く働きを持ちます。
春は日照時間が急に長くなり、体内時計がうまく調整できないことがあります。朝の光を浴びる時間が不十分だとセロトニンの分泌が減少し、結果としてメラトニンの働きが長引いてしまい、日中でもボーッとしたり眠気が続くのです。
さらに、花粉症による鼻づまりで夜に十分な睡眠が取れないことも、春の眠気を悪化させる要因になります。
自律神経の乱れが眠りと疲労感に直結
もうひとつの重要な要素が自律神経の乱れです。自律神経は交感神経(活動)と副交感神経(休息)のバランスで体をコントロールしています。
春のように気温や気圧が変動しやすい季節は、自律神経がフル稼働。この負荷により、体温調整・血流・ホルモン分泌がうまくいかず、疲労感や眠気、不調として現れやすくなります。
特に、朝は交感神経が優位になるタイミング。ここでスイッチがうまく入らないと、「午前中ずっとだるい」「頭が回らない」といった症状が出てしまうのです。
整骨院でできる“春バテ”対策
整骨院れん-REN-では、こうした季節特有の不調に対し、次のようなアプローチを行っています。
背骨・骨盤の調整で自律神経をサポート
自律神経は背骨に沿って通っており、姿勢や骨盤の歪みが神経の伝達を乱す要因に。施術で整えることで、内臓や脳への指令がスムーズになります。
肋骨・横隔膜まわりの筋肉調整で深い呼吸を促進
呼吸が浅くなると副交感神経が働きにくくなり、リラックスできない状態に。深く呼吸できる体づくりが、睡眠の質改善につながります。
全身の筋緊張をゆるめ、血流を促進
血行が良くなることで体温調整機能やホルモンバランスも整い、だるさや眠気を根本からサポートできます。
「春だから仕方ない」と我慢するのではなく、今こそ“春バテ”に気づき、ケアを始めるタイミングです。朝からスッキリ動ける毎日を一緒に目指していきましょう!